PUIPUI モルカー DRIVING SCHOOL 第4話より
今週のモルカーDSすごく「オタクくんさぁ……」って内容でしたね……。そもそもアイツがアビーにロケット付けてしまったのがビル倒して収監までに至る今期の事の発端なわけですが、何かにつけてやらかしているオタクくん。今から適当なことを言うが、おそらくヤツの一人称は『拙者』とか『小生』である。
思えばアビー家のドライバーはコイツといい奥様(?)といい複数人でやらかす結構なおうちなので、なかなか辛いところです。1期でロケット持ってレースに出てたのはオタク本人なのか別人なのかまではよく分からないが。
VR空間のバグり方が昔のゲームみたいでなんとも滑稽だけれども、ネコチャンのピンチに真っ先に駆けつける2匹があまりに頼もしい。VR、なんならバグった空間内なので別に助けなくたって問題ないはずだろうけど、それでも躊躇なく向かうのがモルカーのすばらしいところですよね。特にもアビーは『猫が苦手』なのが公式設定なのにメイン回は毎度のように猫を助けるために奔走しています。
『PUIPUIモルカー公式サイト』より教習アビー
もるみに力を授かり危機を脱したアビーとペーター、このもるみが登場するときなんか涙が出そうになってました。1期のもるみ回もそうだったのですが、小さな命のために頑張るモルカーがあまりにも尊く、わたしは涙腺をひき逃げされた。
しかしながら、アビーたちの頑張りが光るだけにオタクくんのトンチキぶりがなんとも言えないもんでしたよね。なに教習のスキマ時間でゲームしてんだ。
前々から思っていたが、人間のほうだけもうちょい厳しく教習はさせられないもんかなとは思いますよね。交通ルールじゃないんですよ、ゴミを食べさせないとか、ロケットは危ないとか『道徳』からはじめないとダメなんだよあの世界の人間。
そういえば今期は見里氏ではなく小野監督メインの制作なので、あちこちで微妙な反応もあって、物足りなさみたいなのはわたしも正直感じるんですけど、モルカーは子々孫々に伝えたいコンテンツなので1人の神に縋らずいろんな人が作れなきゃダメだとも思っています。
ポケモンだっていろいろありながらもいろんなクリエイターが携わって20年以上続いているわけです。モルカーも1人に頼っていてはダメだ…………ってもくりで熱弁を奮っていたらいちの先生から「ガンダムの作者も同じようなことを言ってる」旨のことを教えてくれました(ガンダム関連は全然詳しくないので記憶違いだったらすみません)。
……モルカーも『ジャンル』にならねばならないのだと思いました。