それはそうと生きております。

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2016年の夏頃からなんだか指先が痛むと思ったらすぐに激痛が全身にまわりご飯もほとんど食べられなくなりその年の年末には寝たきりの2歩手前までさしかかるほどに体が動かせなくなった。何科で検査しても原因が一向にみつからない。

その当時は一日に5分か10分立って歩ければ御の字、箸は手の激痛で持てなかったし食べる体力がなかったのでプラスチックの食器で一日かけて一食分のおかゆやぐだぐだのうどんを食べるのがやっとだった。自分の髪が肌に触れても激痛だったし、いくら思い出しても生きた心地がしない話だと思う。


今年も誕生日を迎えました。7月7日、七夕です。いいくらい年齢をいいたくない年齢を渡り、変な話こんなに生きるとは思ってもみなかったというのがここ数年の感想です。

前も少し書いたようにこの日に生まれたことは年を重ねるごとにだんだん微妙な気持ちになってきます。正直ジラーチと推しCPの創作でもあがってくれればそれでいいので余計なもの(?)を入れたくない気持ちがあったりするわけでして。でもまずは、Twitterやポイピクで祝ってくれたひと全員、一人残らず精いっぱい感謝します。みなさま本当にありがとうございます。多謝。


2017年春、日常生活がかなり困難になっていた最中、知り合いが必死で探してくれた整形外科の指定専門医で『慢性疲労症候群CFS)』との診断が出ます。一言でいうと難病です。実は医師でも専門医以外は名前ぐらいしか知らない人も多いのですがおそらく運よく当時の専門医が見つからなければそのままに寝たきりになった可能性がけっこうあり、その場合を考えたらいま生きている自信はありません。(Wiki程度の記述でもけっこうシャレにならない症状が書いてあるので万一調べたいって人は注意してください。)当時のPS(パフォーマンスステイタス)を言えば介助を要するボーダーラインの7と8のあいだあたりなので我ながらよく無事だったなと。ちなみにほとんどの人は生まれつき素因子を持っていないので発症しないそうです。


めちゃくちゃ端折りに端折るのですがいまは元気です。こういう難病には完治という概念はそもそもないのですが症状が出なくなれば寛解といい今はその状態です。ゴリゴリの健康体とは(元々覇気が一ミリもない奴なので)言わないけど、家事も仕事もいちおうできてるし、それなりに絵も描けるようにもなりました。残念ながら握力や指先の感覚は完全には戻りませんでしたが困ることはそんなにないです。

なんというか良くも悪くも「人って死ぬもんな」と悟りを開いてしまったので長年ROM専だった人間が去年からいろいろ描いてる感じ……でしょうか。困ってることを挙げるなら、もしもの時はなにも手元に残さないようとか思ってたわけで断捨離(というより終活)で当時のゲームやらCDやら趣味のものをすべて処分してしまってまた買いそろえるのが大変なんですよね。むーん。まぁでもそれは全然なんとかなりますんでこれからも頑張って働きます。

さて、改めてになるのですが本当にありがとうございます。
わたしのほうはそれはそうと生きております。 f:id:oniwano1456:20200707111511j:plain